
- 湯河原温泉登録有形文化財の旅館 伊藤屋 公式HP
- 伊藤屋
- 湯河原温泉と伊藤屋
[湯河原温泉について]
湯河原温泉は、古くは万葉集にも『足柄の土肥の河内に出ずる 湯の世にもたよらに子ろが言はなくに』と詠まれた古い温泉であり この歌碑が万葉公園内に設置されています。 また、文人に愛された温泉として有名です。
温泉の効能は外傷・火傷・神経痛等に良く効くため、日清・日露の 戦役以降傷病兵のための指定温泉地になりました。
弊館に残っています明治34年9月の温泉宿宿泊規約によりますと その当時旅館は9軒でした。 大正の初めには宮内省や沼津の御用邸に温泉を送っていた 記録も残っており、現在に至っています。
[徳大寺公爵と伊藤屋]
明治天皇の侍従長であった徳大寺公爵が滞在するため、 大正初めにお部屋52番の棟が造られました。 表門を入って右手背後の山裾の斜面を造成した 2階建ての建物です。 その後大正15年4月に奥棟の前方に大広間のある本館が建設されました。 この2棟が国登録有形文化財です。
[伊藤屋を常宿とした著名人]
黒田清輝・有島武郎・三遊亭円朝など、文人・墨人に 愛されていました。


▲弊館に残る明治34年9月温泉宿規約

▲弊館に残る江戸時代湯河原(土肥村)全図