毎夏恒例、そろそろ庭の中央に立つ百日紅が気になってきました。
何が気になるかというと、【今年も花をつけてくれるかどうか】。
若い木なら当然のことのように思えるのかもしれません。
しかし、この木…
【樹齢300年】を超す、おばあちゃん(おじいちゃん?)なのです。
何年か前に花を咲かせなかったことがあり、以来気を揉むようになりました。
花が見たい、というよりも「この木に元気でいてもらいたい」んです。
お客さまには、この木のぜひ幹も見ていただきとうございます。
木も人間も、似たところがあるのでしょうか?
幹はごつごつ節くれ立っていて、同時にすべすべと滑らかで。
人間の、長い年月を頑張ってきたおばあちゃん(おじいちゃん?)の手にそっくりなのです。
当館には、他にも古い木、大きな木が何本もあります。
お客さまによってはお話されるように、幹に手を当ててしばし過ごされる方もいらっしゃいます。
当館の古木や若木。自然のさまにお客さまが心和ませてくだされば幸いです。
