「新婚旅行以来、46年ぶり」というお客さまが来てくださいました。
「お部屋からの山並みが当時の写真と同じだから、同じお部屋かも。」
「ここから始まったから、また来たいと思っていた。」
と女将に話してくださったそうです。
そういえばあの方だ、と女将も思い出したようで
とても懐かしそうにそのころの話を当欄担当の私にしてくれました。
創業127年目の伊藤屋には何十年と通い続けてくださったり、
何十年ぶりかに再訪してくださったり、とさまざまなお客さまがおられます。
まさに、お客さまあっての当館です。
お客さまがいつ思い出しても、変わらずこの地にあること。
これが存在する価値のひとつなのかな、と考えています。
