年月を経た建物を訪ねたとき、皆さまはどこに注目なさいますか?
屋根瓦や柱、天井板、戸口の引き手や鍵穴、障子に欄間など。
今の建築物ではなかなか見られない細工や装飾が施して
あるものを見つけると、じぃーっと見入ってしまうことがしばしばあります。
写真は伊藤屋の玄関右側、大正15年築の棟の軒です。
現代でも快適に使えるよう特に水周りを中心に改装を重ねてはいるのですが、
このような部分は最大限残してあります。
昔の建物は、こんなさりげないところがいいなあ、と我が宿ながら嬉しくなります。
伊藤屋へお越しの際は、昔ながらの部分もお楽しみくださいませ。
