「ほうほう」「ほうほうほうほう」と、あたりが暗くなってくると向かいの万葉公園の方から声がします。
山を包み込むような、闇を深くするような優しい声。
声の主は…【ふくろう】。 湯河原には、ふくろうが住んでいるんです。
ふくろうというと「ほーぅ ほーぅ」とゆっくり鳴くイメージでしたが、
ここで聞こえてくる声はちょっと早めの「ほうほうほう」です。
湯河原に長年住んでいても気付いていなくて
昨年だったでしょうか、館主に「鳴いているよ」と教えられびっくりしました。
館主は私がふくろうの声を知らないことに、びっくりしたようです…。
スタッフも「知らない」という者がかなりいて、鳴いたら教えることになっているのですが
なかなかタイミングが合わず。
ご宿泊の夜、庭や窓辺でちょっと耳を澄ましてみませんか?
ふくろうや鷺(さぎ)の「ぎゃぁっ」という声が聞こえてくるかもしれません。
