昔ながらの木造建築が多い当館では、使われている建具も当然ながら年代物。
先日は久々に6代目修行中スタッフYが大工に変身し、雨戸の板を張り替える作業をしました。
現代では金属製のサッシや雨戸が主流ですが、本館の雨戸はほとんどすべてが木製なのです。
長年風雨や日光にさらされて傷んでしまった板をはがして、新しい杉板を打ち付けていきます。
日頃お客さまの目に入ることはほとんどない部分ですが、
細かいところでもこうして早め早めに手直ししていくことが、建物全体を長持ちさせる秘訣。
日々の地道な作業が文化財を守っていくためにはとても大事なのです。
