お部屋「51番」「52番」の棟は
明治天皇の侍従長を務めた【徳大寺実則(さねつね)公爵】が滞在されるために、大正初めに建てられました。
その際、公爵滞在の「52番」に不測の事態に備えてつくったのが
一見はめごろしに見えるけれど、実は裏山への脱出口となる窓です。
この脱出口から外を見ると、土と石が置いてある少し淋しい空間だったので、現在少し手入れをしています。
網戸にしておくと山から心地良い風が入ってきますので、
春になって部屋の窓を開けるようになるころ、明るくなった空間がお客さまのお目に留まれば幸いです。
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国登録有形文化財のお部屋「52番」のご紹介は
⇒https://www.itouya-net.jp/room/room01.htmlをご参照ください。
