明治創業の当館。その昔ながらの部分を見に、建築の専門の方が来てくださいました。
建具や構造などをご覧になったときのさりげないつぶやきに
私の知らないことがたくさんあって、とても勉強になりました。
なかでも驚いたのが、客室52番の自然の木目だと思っていた部分。実は書いたものだそうで、
手がかかるので今はあまり行われないけれど、昔はしばしば見られた技法なのだとか。
生まれたときから当たり前にあった建物たち。
当たり前すぎて、今まで漫然と眺めていたことを思い知りました。
もっともっと勉強したら、もっともっと自分たちの宿に愛着をもてる気がしました。
お客さまにもさり気なく当館の魅力を発信できたらな、と思います。
