「日本建築」の様式には、いろいろな種類があります。
武家社会の発展とともにできあがった書院造に対し、
茶室の造作をもとに生み出されたのが数寄屋造。
当館本館は大正築の書院造と
戦後築の数寄屋造のどちらもあります
今日は写真の、数寄屋造のお部屋のご紹介を。
書院造のように格式や荘厳さにこだわらず
自由な発想で建てられる数寄屋造は、
それまであまり建材としては使われなかった竹や奇木を多用するのが特徴で、
質素ながらも自由で多彩なデザインが見て取れます。
うねる竹をあしらった床の間や自然の木そのままの床柱、
そして斬新なデザインの飾り窓。
室内にいながら自然の中にいるような、
不思議と外界との一体感が生まれる独特の雰囲気をお楽しみください。
